テスト前になると、つい「出るところ」を知りたくなる。 その気持ちは分かります。ただ、山を張る勉強には少し注意が必要です。
定期テスト前になると、生徒からよく聞かれる質問があります。
先生、どこが出ますか?
気持ちは分かります。
テスト範囲が広いと、全部を完璧にするのは大変です。
英語なら、教科書の長文が3つ、4つ範囲になっていて、 「この中から出ます」と言われることもあります。
理科や社会でも、ワークの範囲が広かったり、プリントが大量にあったりします。
そうなると、「どこが出そうか」を知りたくなるのは自然です。
ただ、定期テストで山を張る勉強には、少し注意が必要です。
山を張ること自体が悪いわけではない
まず、山を張ること自体がすべて悪いわけではありません。
入試本番の直前などでは、出題傾向を見て、優先順位をつけることは普通にあります。
時間が限られているなら、出やすいところから仕上げるのは戦略としてありです。
実際、試験は点数を取るためのものでもあります。
本番で勝つために、どこを優先するかを考えることは大切です。 限られた時間の中で何から仕上げるかを決めるのは、勉強の作戦でもあります。
ただし、定期テストや模試で「山を張って当てる」ことばかり考えると、少し危ないです。
定期テストは、当てることだけが目的ではない
定期テストは、入試本番とは少し性質が違います。
もちろん、良い点を取ることは大事です。
内申点にも関わりますし、点数が取れれば自信にもなります。
ただ、定期テストにはもうひとつ大事な役割があります。
たまたま山が当たって点数が取れたとしても、 その内容を本当に理解していなければ、次につながりにくいです。
模試や入試で同じように使えるとは限りません。
少し聞かれ方が変わっただけで解けなくなることもあります。
だからこそ、定期テストでは「どこが出るか」だけでなく、 「自分は何を理解できていないのか」を見つけることも大切です。
「出そうなところ」が分かるのは、実はかなり良いこと
ただ、ここで少しややこしい話があります。
「どこが出そうか」を考えること自体は、悪いことではありません。
むしろ、自分で「ここが出そうだな」と考えられるようになるのは、かなり良いことです。
なぜなら、大事なポイントがある程度分かっているということだからです。
先生が授業で強調していたところ。
ワークで何度も出てくるところ。
教科書で太字になっているところ。
単元の中心になる考え方。
そういう部分を見て、「ここは出そうだな」と判断できるのは、 ある程度内容を理解している証拠でもあります。
問題は、何も分かっていない状態で、ただ当たりそうな場所だけを聞こうとすることです。
本当に理解していると、山を張らなくても解ける
面白いことに、「ここが出そう」と自分で判断できるくらい理解している生徒は、 山を張らなくてもある程度解けます。
なぜなら、重要なところが分かっているからです。
逆に、どこが大事か分からない状態で山を張っても、当たるかどうかは運に近くなります。
定期テストで大切なのは、当てることではなく、 出そうなところが分かるくらい理解することです。
ここは似ているようで、かなり違います。
山を張ることが目的になると、勉強が雑になります。
でも、「なぜここが大事なのか」を考えながら勉強できると、理解が深くなります。
「どこが出るか」より先に見るべきもの
テスト前に見るべきものは、先生からのヒントだけではありません。
まずは、次のようなものを確認してほしいです。
- 学校のワークで何度も出ている問題
- 授業中に先生が強調していた内容
- 教科書の太字や重要語句
- 単元の中心になる考え方
- 自分が何度も間違えている問題
特に大事なのは、最後の「自分が何度も間違えている問題」です。
テストに出るかどうか以前に、自分ができていないところを放置すると、かなり危険です。
「出そうなところ」だけを見るのではなく、「自分が落としそうなところ」も見る必要があります。
英語の定期テストでも同じ
たとえば英語の定期テストで、長文がいくつか範囲になっている場合があります。
生徒からすると、「この長文の中で、どこが出ますか?」と聞きたくなると思います。
気持ちはかなり分かります。
ただ、本当に大事なのは、どの長文が出るかだけではありません。
そういった部分が大事です。
長文そのものを丸暗記するだけだと、少し形を変えられたときに対応しにくくなります。
逆に、文章の構造や文法のポイントが分かっていれば、 多少聞かれ方が変わっても対応しやすくなります。
テスト勉強は「当てる」より「外さない」方が大事
定期テストの勉強で大切なのは、当てることよりも、外さないことです。
つまり、明らかに大事なところを落とさないこと。
- 基本問題を落とさない
- 学校ワークの頻出問題を落とさない
- 授業で何度も扱った内容を落とさない
- 自分が何度も間違えた問題を放置しない
ここができるだけで、点数はかなり安定しやすくなります。
逆に、難しい問題を当てにいって、基本問題を落とすのはかなりもったいないです。
山を張る前に、まずは基本を外さないこと。
これが定期テストではかなり大切です。
まとめ
定期テスト前に「どこが出ますか?」と聞きたくなる気持ちは分かります。
テスト範囲が広いと、効率よく勉強したくなるのは当然です。
ただ、山を張ることだけが目的になると、勉強が浅くなりやすいです。
大事なのは、「ここが出そう」と判断できるくらい、内容を理解することです。
本当に大事なところが分かってくると、山を張らなくても解ける問題が増えていきます。
定期テストでは、当てることより、外さないこと。
まずは基本を固めること。 そのうえで、重要そうなところを優先して仕上げること。
この順番で考えると、テスト勉強はかなりやりやすくなります。
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