AIで勉強した気になっていない?AI採点・AI解説を上手く使う勉強法

AI・勉強法
AIで勉強した気になっていないか?
AI採点・AI解説を上手く使う勉強法

AIは勉強に使えるのでしょうか。

結論から言うと、使えます。

むしろ、うまく使えばかなり便利です。

AI採点、AI解説、ChatGPTへの質問など、勉強に使える場面はたくさんあります。

ただし、使い方を間違えると、勉強した気になるだけです。

ダメな使い方

AIに答えを出させて、それを写す。

AIの解説を読んで、分かった気になる。

使うべき方向

自分で考えたあとに、AIで確認する。

間違いの理由を見つけて、もう一度直す。

AIを使うこと自体は悪くありません。

問題は、AIを「考えるための道具」として使うのか、「考えないための道具」として使うのかです。

ここで差がつきます。

AIは使っていい

まず、AIを勉強に使うこと自体は、普通にありです。

昔なら、先生に聞くか、参考書を探すか、ネットで検索するしかなかったことが、ChatGPTなどのAIを使うことで、いつでも確認できるようになりました。

これはかなり大きいです。

だから、「AIを使うな」と言うつもりはありません。

これからの時代、AIを使えること自体は大事です。

むしろ、使えないと置いていかれると思います。

だからこそ、使い方が大切です。

POINT
最初からAIに答えを出させるのではなく、まず自分で考える。
そのあとで、AIを使って確認する。
この順番が大事です。

AIで答えを写すだけなら、勉強ではない

一番ダメなのは、自分で考える前にAIへ答えを聞く使い方です。

問題を見た瞬間に写真を撮ってAIに解かせ、出てきた答えを写す。

これをやると、宿題は終わります。

でも、頭はほとんど良くなりません。

むしろ危ないのは、本人が「勉強した」と思ってしまうことです。

ノートは埋まっていて、宿題も出せている。

でも、自分の頭では何も処理していない。

これが一番まずいです。

AIで答えを写すだけなら、勉強ではなく作業です。

もっと言えば、カンニングにかなり近い。

答えを知ることと、できるようになることは別です。

勉強で大事なのは、答えを手に入れることではありません。

自分がどこで分からなくなったのかを見つけて、そこを直すことです。

AI採点・AI解説は「確認」に使う

AI採点やAI解説は便利です。

英作文、記述問題、数学の途中式など、自分の解答を見せると、間違いを指摘してくれることがあります。

ただし、AIを絶対に正しいものとして扱うのは危険です。

AIは普通に間違えます。

それっぽい解説を出しているのに、中身がズレていることもあります。

特に、入試問題の採点基準や学校の先生が求めている答え方まで、完全に分かっているわけではありません。

だから、AI採点は「最終判定」ではなく、「確認のきっかけ」として使うべきです。

自分で解いて、AIに見せる。

指摘された部分を確認する。

もう一度、自分で直す。

この流れなら意味があります。

AIが丸をつけたから大丈夫、で終わるなら危ないです。

AIは先生でも採点官でもありません。

あくまで、自分の解答を見直すための道具です。

AI解説は、読んだあとが大事

AI解説も、読むだけでは意味がありません。

分からない問題をAIに聞くと、かなり分かりやすく説明してくれることがあります。

でも、「なるほど」と思った瞬間は、だいたい分かった気になっているだけです。

解説を読んで分かることと、自分で解けることは別です。

AI解説を使うなら、読んだあとに必ず自分で手を動かすべきです。

もう一度同じ問題を解く。

説明を自分の言葉で言い直す。

ここまでやって初めて、AI解説が勉強になります。

AIの説明を眺めているだけなら、YouTubeを見て分かった気になっているのとあまり変わりません。

ChatGPTに質問するなら、聞き方が大事

ChatGPTで勉強するなら、質問の仕方がかなり大事です。

「答えを教えて」と聞くよりも、「ここまで考えたけど、どこが違う?」と聞いた方がいいです。

「〇〇って何?」だけで終わるより、「〇〇のこの部分がよく分からない」と聞いた方が求める答えが返ってきます。

AIは、こちらが雑に聞けば、雑な使い方になります。

こちらが考える気を持って聞けば、かなり強い相手になります。

よく自分の生徒には言いますが、AIを検索エンジンとして使うのはやめた方がいいです。

自分の途中式、自分の訳、自分の考えを出す。

そのうえで、AIに見てもらう。

この使い方なら、AIはかなり役に立ちます。

逆に、自分の考えを何も出さずにAIへ丸投げするなら、ただの答え製造機になります。

それでは勉強になりません。

AIを上手く使う勉強法

AIを使う流れ
1
自分で解く
2
AIで確認
3
理由を理解
4
解き直す

AIを勉強に使うなら、流れはシンプルです。

大事なのは、AIを使うタイミングです。

最初からAIに答えを出させると、自分の頭を使う時間が消えます。

でも、自分で考えたあとにAIを使えば、自分の理解のズレを見つけやすくなります。

AIは、自分の代わりに勉強するものではありません。

自分の勉強を点検するものです。

ここを間違えなければ、AIはかなり強い勉強道具になります。

保護者が見るべきポイント

保護者が見るべきなのは、子どもがAIを使っているかどうかだけではありません。

AIをどう使っているかです。

AIで答えを出して写しているだけなら、かなり危ないです。

一方で、自分で解いたあとにAIで確認したり、解説を読んだあとに解き直したりしているなら、良い使い方です。

AIを完全に禁止するのは、あまり現実的ではありません。

これだけ身近になっている以上、使う場面は増えていくと思います。

だからこそ、禁止するよりも、使い方を教えた方がいいです。

AIを使って楽をするのか。

AIを使って理解を深めるのか。

ここを分けて考える必要があります。

AI時代でも、考える力は必要

AIがあるなら、もう勉強しなくていい。

そう考える人もいるかもしれません。

でも、それは違います。

AIが答えを出してくれる時代だからこそ、その答えが正しいのか、使えるのか、自分の状況に合っているのかを判断する力が必要になります。

AIの出した答えをそのまま信じる人は、AIを使っているようで、AIに使われています。

勉強する意味は、答えを暗記することだけではありません。

考え方を身につけること。

判断できるようになること。

自分の言葉で説明できるようになること。

これはAI時代でも必要です。

AIを使える人と、AIに振り回される人は違います。

その差は、普段の勉強の仕方にも出ます。

オーオンの指導について

オーオンでは、中学生・高校生の定期テスト対策、高校受験対策、大学受験対策に対応しています。

AIを使うこと自体を悪いとは考えていません。

ただし、答えを出して終わりにする使い方では、勉強にはなりません。

授業では、ただ正解を教えるのではなく、なぜそう考えるのか、どこで間違えたのか、次にどう直すのかを大切にしています。

オンライン個別指導でも、教材・板書・質問・提出の記録を残しながら、復習につなげやすい形で指導しています。

AI時代でも、最後に必要なのは、自分の頭で考える力です。

勉強のやり方に迷っている方、AIの使い方も含めて学習習慣を見直したい方は、お気軽にご相談ください。

書き手紹介
野中 詩生|オーオン塾長

オンライン学習塾・個別指導塾オーオン代表。

中学生・高校生を中心に、定期テスト対策・高校受験対策・大学受験対策を行っている。

AIは使えばいいと思う。ただ、AIに全部やらせて賢くなった気になるのは、さすがに違う。

この記事を書いた人

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