個別指導塾の選び方5つのポイント|その個別指導、本当に勉強していますか?

個別指導塾の選び方

その個別指導、本当に勉強していますか?
塾選びで見てほしい5つのポイント

「個別指導なら安心」とは限りません。見るべきなのは、1対1か1対2かという人数だけではなく、実際にどこまで子どもの学習を見てもらえるかです。

「集団塾ではついていけないから、個別指導にしよう」

勉強が苦手な中学生なら、自然な選択だと思います。

ただ、個別指導塾に入れば安心かというと、そうとも限りません。

個別指導塾では、

「生徒が自分で教材を進め、分からないところを先生に質問する」

という形式がよくあります。

自分で勉強できる子なら、この方法でも問題ありません。

でも、勉強が苦手な子には難しいです。

なぜなら、勉強が苦手な子ほど、

「自分が何を分かっていないのか」が分からないからです。

個別指導で重要なのは、
「質問に答えてくれること」ではなく、
「質問できないことまで見つけてくれること」です。

01「分からなければ質問して」ができない

たとえば、一次関数の問題が解けない生徒がいたとします。

本人は「一次関数が分からない」と思っています。

でも、本当の原因は方程式かもしれないし、比例・反比例かもしれません。場合によっては、さらに前の計算まで戻る必要があります。

それを本人に見つけてもらい、

「分からないところを質問してね」

と言っても難しい。

本人が分からない原因を、先生側が見つける必要があります。

ここが個別指導の大事なところです。

02勉強が苦手なら、まず「教える」必要がある

勉強が苦手な子に、自習だけさせてもなかなか進みません。

まずは先生が0から1を教える。

そのあと問題を解いてもらい、

  • どこで止まるのか
  • どんな間違いをするのか
  • 本当につまずいているのはどこなのか

を見る。

勉強がかなり苦手な中学生なら、特に最初は授業の6〜7割を「教える時間」に使っていいと思っています。

個別指導で重要なのは、質問されたことだけを説明することではありません。

「この子は、この単元より前で止まっているな」

と見抜いて、必要なところまで戻る。

そこまでやるのが、個別指導です。

03個別指導は「授業外」で差がつく

もう一つ大事なのが宿題です。

週に1〜2回授業を受けるだけで、成績が上がるわけではありません。

授業で習ったことを家で練習し、その結果を次の授業につなげる必要があります。

だから宿題も、その子に合わせて出すべきです。

そして私は、宿題を次の授業の冒頭で初めて確認するのでは遅いと思っています。

授業時間が宿題チェックで削られますし、生徒自身も数日前に解いたときのことを忘れています。

宿題をする→提出する→先生が確認する→次の授業を組み立てる

良い授業をするには、授業が始まる前に生徒の状態を把握しておく必要があります。

ちなみに、丸付けまで先生がする必要はありません。

丸付けも勉強なので、生徒自身がやればいい。

採点は生徒。
分析は先生。

先生は答案から、その子がどこでつまずいているのかを見ます。

04「楽しく通っている」だけで安心しない

個別指導では先生との距離が近いため、生徒と先生が仲良くなりやすいです。

それ自体は良いことです。

ただ、

「塾が楽しい」と「塾で勉強している」は別です。

先生と話しているだけで授業が終わってしまうこともあります。

逆に、ずっと一人で問題を解き、先生からほとんど指導を受けずに終わることもあります。

どちらも、個別指導に通っている意味は薄いでしょう。

だから、「塾、楽しかった?」だけでなく、ときどきこう聞いてみてください。

「最近何を習ってる?」

「何ができるようになった?」

「宿題はどんな感じ?」

「前よりできるようになったこと、何かある?」

「数学」と一言で終わるかもしれません。笑

それでも、何度か聞けば、塾で何をしているのかは見えてきます。

05塾選びでは「講師の求人」を見てほしい

個別指導塾を選ぶとき、私ならホームページや体験授業だけでなく、その校舎のアルバイト求人も見ます。

「○○塾 △△校 アルバイト」

と検索してみてください。

保護者向けのページには「一人ひとりに寄り添う」と書いてあっても、実際に子どもを教えるのはアルバイト講師という塾は多くあります。

ならば、その講師をどんな条件で集め、どんな働き方をさせているのかも見たほうがいい。

求人だけで良い塾・悪い塾を決めるわけではありません。

ただ、保護者向けの広告には出にくい「講師をどう扱っているか」は、求人を見るとかなり分かります。

時給は「金額そのもの」より近隣との比較を見る

まず確認したいのが時給です。

もちろん、時給が高い=良い先生ではありません。

ただ、近隣の塾が時給1,500円で募集している中、一つの塾だけ1,100円だったら、どちらに応募が集まりやすいでしょうか。

応募者が多ければ、その中から人を選べます。

応募が集まりにくければ、採用の選択肢も狭くなります。

だから、時給そのものより、

「近隣の塾と比べて、講師にどれくらいお金をかけているか」

を見てください。

求人の頻度も見る

もう一つは、求人の頻度です。

いつ見ても大量募集している。

複数の求人サイトで常に募集している。

そんな塾なら、私は一度立ち止まって見ます。

生徒が増えて講師を増員しているだけかもしれません。

一方で、講師が足りない、あるいは定着していない可能性もあります。

常に人を集め続けなければ授業が回らない状態なのか。

そこは確認していいポイントです。

求人で確認したいこと

  • 時給は近隣の塾と比べてどうか
  • 頻繁に募集していないか
  • 応募条件が極端に広すぎないか
  • 研修はあるのか
  • 先生1人で何人を見るのか
  • 授業前後の準備・報告・振り返りはどう扱われているか

特に最後は重要です。

この記事で書いてきたように、個別指導は授業中だけで完結しません。

宿題の確認や次の授業の準備まで考えるなら、講師が授業の前後に何をする前提になっているかも見るべきです。

保護者向けの広告とは違う、その塾の実態が求人には出ます。

個別指導塾は「1対1か1対2か」だけで選ばない

個別塾を比較すると、「完全マンツーマン」「先生1人に生徒2人」といった人数に目が行きがちです。

でも、本当に見てほしいのはそこだけではありません。

子どもがどこでつまずいているのかを、先生が見つけてくれるのか。

宿題まで含めて、次に何を勉強するかを考えてくれるのか。

自分で学習を管理するのが難しいから個別指導へ行くのに、

「自分で進めて、分からなかったら質問してね」

だけでは矛盾しています。

個別指導という看板ではなく、実際にどこまで「個別」に見てもらえるのか。

塾選びでは、そこを確認してください。

個別指導塾選びで迷っている方へ

「個別指導にしたほうがいいのか分からない」
「今の塾で本当に勉強できているのか気になる」
「どこからやり直せばいいか分からない」

そんな場合は、まず現在の学習状況を整理することから始めてみてください。

オーオンでは、現在の点数だけでなく、どこで理解が止まっているのかを確認したうえで、その子に必要な勉強を考えています。

「今の塾が合っているか相談したい」という内容でも構いません。

入塾を決めていない段階でも大丈夫です。個別指導や塾選びで迷っている方は、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

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