勉強する意味は漫画でわかる?世界の解像度が上がる勉強の話

学習コラム・勉強する意味
勉強する意味は漫画でわかる?
世界の解像度が上がる勉強の話

「勉強って何のためにするの?」と感じる中学生・高校生へ。
漫画やアニメを例に、知識があることで作品や世界の見え方が変わる理由を考えます。

大人になってから、たとえばスーパーのレジで、

「支払いを x²+5x+6 の形で整理すると……」

と考える人は、見かけません。

いや、もしいたとしても、友達になりたくはない笑

また、古文単語を覚えたからといって、コンビニで、

「この弁当、いと冷えたれば温めたまへ」

と言う機会も、まずありません。

そう考えると、勉強の中には「将来そのまま使うのか?」と感じるものも多いと思います。

でも、勉強に意味がないとは思いません。

勉強をすると、同じものを見ても、見えるものが増える。

同じようなテーマで塾長が書いていた記事には、「バカだと騙されるから勉強する」とありましたが、少しネガティブ。

私はポジティブ路線で、こう定義したいと思います。

漫画やアニメも、その一つ。

私は漫画がかなり好きです。

漫画を読んでいると、勉強しているかどうかで、楽しめる深さが変わることがあります。

『鋼の錬金術師』と化学の知識

たとえば『鋼の錬金術師』。

作中には、グリードという「最強の盾」を持つキャラクターが出てきます。

私の中で印象的なのは、主人公がその盾を破る場面です。

ざっくり言うと、ダイヤモンド級に硬いグリードの盾の原子配置を変えて、鉛筆の芯のようにもろい状態にする。

これがかなり面白い。

ダイヤモンドも黒鉛も、もとは同じ炭素です。

でも、原子の並び方や結合の仕方が違うことで、硬さはまったく変わります。

この知識があると、あの場面がただ勢いのある殴り合いではなくなります。

『呪術廻戦』と極限のイメージ

『呪術廻戦』の五条悟の能力、「無下限呪術」もそうです。

作中でも語られてはいますが、あの「近づくほど遅くなる」感覚は、数学でいう極限に近いものとして読むと面白いと思います。

もちろん、漫画の能力を数学で完全に説明しようという話ではありません。

ただ、極限の考え方を少し知っていると、

「近づいているのに、届かない」

という感覚が、少し違って見えます。

これも、知識があるから増える楽しみ方です。

『理系が恋に落ちたので証明してみた。』と仮説検証

また、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』という漫画もあります。

恋愛を、実験や仮説検証で考えようとする作品です。

普通なら感情で語るようなことを、データを取って、条件をそろえて、検証しようとする。

この面倒くささは、理系っぽい考え方を知っていると、そのユーモアがより伝わります。

もちろん、勉強していないと漫画が楽しめないわけではありません。

でも、知識があると、もう一段深く楽しめることがあります。

勉強すると、世界の解像度が上がる

「なんかすごい」で終わっていたものが、

「なぜすごいのか」
「どういう考え方が元になっているのか」

まで見えるようになる。

これが、世界の解像度が上がるということだと思います。

知識が増えると、漫画も、映画も、ニュースも、日常の景色も、少し違って見えます。

同じ作品、同じニュース、同じ会話をしていても、見えている背景や引っかかるポイントが増える。

勉強は、自分の好きなものを、もっと深く楽しむためのツールにもなるのです。
オーオンの指導について

オンライン学習塾・個別指導塾オーオンでは、中学生・高校生の定期テスト対策や受験指導を行っています。

オーオンでは、ただ答えを覚えるだけでなく、知識がどこにつながるのか、なぜ学ぶのかも大切にしながら指導しています。

勉強が苦手な子でも、自分の好きなものとつながると、見え方が変わることがあります。

オンライン個別指導に加え、桶川市での対面個別指導にも対応しています。

勉強する意味が分からない方、勉強への向き合い方を変えたい方も、お気軽にご相談ください。

書き手紹介
八十川|オーオン国語科講師

オンライン学習塾・個別指導塾オーオンにて、国語を担当。

文章を読む力だけでなく、知識を使って世界を少し面白く見る力も大切にしている。

オーオンでは国語科だが、自身は理系だった。

この記事を書いた人

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